某死神漫画ネタ

或るうららかな陽気の午後のひととき。
テロも軍の呼び出しも無く、まったりベッタリ、イチャイチャ出来て、これ以上は無い程平和な一日。
スザクにとっての幸せは、今日も今日とて愛しの暴君によって壊される。
「…弱いな。」
ぽつり、とルルーシュが言った。
「何が?」
「お前が。」
「へ、」
「最初は此れでもかって程強かったのに戦う内にドンドン弱くなっていく。
美形キャラだから良い様なものの、このままだとお前雑魚キャラに成り下がるぞ?」
「え、あ、はい。すみません…」
(戦う?ランスロットの事っ?何でルルが、っていうか弱くなってる?!)
▲枢木スザクは混乱している。
「まぁ、でも顔は俺好みなんだよなぁー」
「あ、ありがとうございますっ!」
何故に敬語。
「ストライクゾーン真っ只中。」
「ルルルルルーシュっ!」
枢木スザク、テンションゲージMAX。HIテンションにモード変換。
「けどやっぱり空間散開攻撃は一太刀が物凄い弱くなるんだよ。実際はどうあれ、描写はさ。
何か他の技作った方がいいんじゃないか?」
「え」
ルルーシュ・ランペルージの攻撃。クリティカルHIT!ボーナスゲージ破壊。
枢木スザクは漸く目が醒めた。というか気がついた。
「好きなヤツが弱っぽく描かれるのはなー…」
「るるーしゅ…」
「ん?」
「リヴァルから何か漫画借りた?」
「ん。面白かったぞ、くちき。」
「……くるるぎです」

今日もエリア11は平和です。








2006.11.18 千本桜とダンスを踊れ! end
(竜じゃなくて狼なのです)