「ルルーシュ、僕思い付いたんだ」
「…変な事じゃないだろうな。」
「………」
「どんな事ですか? スザクさん」
「あ、ありがとう、ななりーっ!」
「おい、早く進めろ。」
「あ、うん。つまりはギアスの最も効果的な利用方法なんだけど。」
「『ギアス』…?」
「ぶっちゃけ突っ込みたいのはヤマヤマだが結論だけは言わせてやろう。抹殺するのはそれからだ。」
「ギアスを『皆が平和で幸せに暮らせる世界をつくれ』って、世界中の人にかければ、良いんだ!」
「………。」
「………。」
「持続時間が半永久的なら、やれる!そうすれば、もう誰も争わずに済むんだよっ、ルルーシュ!」
「………。」
「………。」
「あれ、どうしたの2人とも。何でそんなに生温い笑顔なの何か『頭の可哀相な子供だなぁ』みたいな」
「ごめんなさい、フォロー出来ませんでした」
「物凄いイイ笑顔で宣言してるトコに悪いが、平和的解決に見えて人の誇りだとか尊厳とか幸福追及の権利とかを丸無視した意見だぞソレ。というか子供が生まれたらその子にもギアスかけるのか。何百年生きさせるつもりだコラ」
「あら、お兄様がその『ギアス』?を、お持ちなんですか?」
「そうだよナナリー。でも秘密だからね。誰にも言っちゃいけないよ?」
「はい、お兄様。」
「えー、イイ案だと思ったのにー…」
「黙ってろこのアホウドリ」



「…何処から突っ込むべきだ?私は。」








2006.12.11 だってこんなにも世界は平和。 end